★翡翠(ネフライト)★
今日、旅行会社の前を通ったときに、ふと目に止まった海外旅行のパンフレット。1部手に取り、仕事の合間に喫茶店でパラパラと見ていた。
「最近、独りで海外旅行していないなぁ」と心の中で呟きながら、あるページを開いた。そこには、デカデカと『台湾3泊4日の旅』と書いてあった。
その時、8年前に旅した台湾の想い出が蘇ってきた。忘れもしない8年前の春、何かに導かれるように、飛行機と1泊目のホテルだけを予約して、独りで現地に入った。
台湾に行ったことのある人なら分かるが、台北空港から市街地まではバスで30分くらいかかる。一般の路線バスに乗って、いざ市街地へ。といっても交通網が網の目のように張り巡らされている台北市内は、場所を見分けるのも苦労そのもの!
また、日本のバスのようにNEXT STOPの案内はなく、また停留所があるにも関わらず、停止する場所は、道のど真ん中!これじゃ、停留所の文字すら読めない。何とか目的の停留所に着いてバスを降りようとしたら、路上駐車とバスの間を原付が速度を落とさずに走ってくる。「危ないなぁ」と思ったが、これが海外では当たり前。バスを降りる際には、後方確認をお忘れなく。
バスを降りて、ホテルまで向かう途中、日本でいうパン屋に入った。パンを1、2つ買って、レジに並んでいると、何やらスープらしきものが鍋ごとレジ横にあった。発泡スチロールの椀があり、自分で注ぐタイプであったため、試しに買ってみた。
これがとても美味かった。白モツと細いシラタキのようなものに何かの葉を乗せて食べる。これは、北京ダックや台湾風のお粥よりも美味かった。
2日、3日目ともホテルを基点として、様々な場所に行った。もちろん観光バスなどではなく、路線バスや電車、タクシーを乗り継いで史跡や市場などを回った。
最終日に観光ガイドを片手に、ユーシー(今、知りました)と呼ばれる週末限定の翡翠マーケットへ。http://www.e-taiwan.com.tw/misesyokai.php?uid=132
そこは高架橋か何かの下で、300mくらいの長さにお店がひしめきあっていた。当然、翡翠マーケットであるため、翡翠が主であったが、翡翠だけではなく、様々な石もところ狭しと並べられていた。
HPでは、中国語のみしか対応できないらしいのですが、中国語ができないCrythは、片言の英語を駆使して話した覚えがある。日本人だからってなめられてはならぬと、値引き交渉をしまくった。日本人は、経済的に裕福なせいか、あまり値引き交渉をしたがらない。しかし海外での買い物は、価格交渉が当たり前。ガンガン下げさせた。その中で、購入した一つ。

これは翡翠の中でも、ネフライト(軟玉)と呼ばれるものです。硬玉といわれるジェダイドとは違い、色が鮮やかな反面、硬度が低いため、取扱いには注意なのです。台湾で販売されているもののほとんどがこのネフライトです。たまにミャンマーなどからもジェダイドが入ってきていると露天商の主人が言ってました。
Crythは辰年のため、想い出の逸品として今でも大事に持っています。
でも、今度は、いつ海外に行けるのやら…。
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